子どもたち新札と「ご対面」 日銀福島支店で見学会

新札の見本のデザインなどを確認する参加者

 日銀福島支店と県金融広報委員会は22日、福島市の日銀福島支店で新しいお札の見学会を開き、参加者が新札への理解を深めた。

 定員いっぱいの25人が参加した。新しい紙幣は7月3日に発行される。1万円札は日本の資本主義の父とされる実業家の渋沢栄一、5千円札は女性教育の先駆けとなった津田梅子、千円札は近代医学の基礎を築いた北里柴三郎がそれぞれ表面の肖像画となる。参加者は見本券を手に、デザインをじっくりと眺め、偽造防止対策などを学んだ。日銀の業務説明や1億円(見本)の重さ体験なども行った。

 川内村の小学2年秋元夢之丞さん(8)は「一万円札の模様がきれいだった。偽札かを見分ける方法がたくさんあって勉強になった」と話した。

 4月3日にも実施するが、定員に達したため申し込みを締め切った。

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