ミツマタ群生地で黄色い花咲き始める 津の美杉町石名原

【黄色い花が咲き始めたミツマタ群生地=津市美杉町石名原で】

 【津】三重県津市美杉町石名原のミツマタが群生する山林で、黄色い花が咲き始めた。約1万5千平方メートルに白いつぼみを付けたミツマタがいっぱいに広がり、好天の22日は多くのカメラマンらでにぎわった。

 ミツマタはジンチョウゲ科の落葉樹で同所では山林を所有する岸野隆夫さんの父親が昭和30年頃に植え、間伐により広がった。3月中旬から約一カ月が見頃で、県内外から見学者がある。

 今年は昨年より一週間ほど開花が遅く、現在は三方に分かれた枝の先に白いつぼみを付けた木が大半。一部が黄色く愛らしい花を咲かせ甘い香りを漂わせている。

 美杉総合支所によると今後気温が上がれば次々に黄色い花が咲き、その後白い花房が楽しめるという。見学者は伊勢地地域住民センター駐車場を利用する。

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