市長の公用車 695万円は高い? 妥当?「物価高騰で生活苦しい」「金額を抑えて選定を」沖縄・豊見城市議会で予算案可決 

(資料写真)豊見城市役所庁舎

 沖縄県豊見城市議会(外間剛議長)は22日、市長車の購入費として695万円を充てるとした2024年度予算案を賛成多数(賛成16、反対5)で可決した。

 一部野党は「物価高騰で生活も苦しい中、高額ではないか」と批判。与党・中立と野党の一部は「金額を抑えつつ選定を」と求める決議案を賛成多数(賛成16、反対5)で可決した。

 市長車は2011年からトヨタ自動車のプリウス(5人乗り)を使用。市によると、徳元次人市長から車内で会議やパソコン作業をしたいといった要望があり担当課が調査。県内4市でトヨタ・アルファードなどのワンボックスタイプを利用していることなどから導入を検討している。

 市は高額との批判について「車種をアルファードと決めた訳ではない。選定段階で価格を抑えることはできる」と話している。

 県知事車はトヨタ・アルファード(7人乗り)で2017年に635万円で購入。那覇市長車は日産リーフ(5人乗り)で5年リースの485万円。(南部報道部・又吉健次)

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