羽毛恐竜展きょう開幕、園児ら興味津々 長崎市恐竜博物館

生体復元モデル(手前)や全身骨格標本などが並ぶ「羽毛恐竜展」=長崎市恐竜博物館

 長崎県長崎市野母町の市恐竜博物館の春の企画展「羽毛恐竜展」が23日開幕する。22日に内覧会があり、化石に羽毛の痕跡があった「羽毛恐竜」の生体復元モデルや、県内初公開となるティラノサウルス類「ライスロナックス」の全身骨格標本などがお披露目された。同館、長崎新聞社主催。
 化石の羽毛に残った色素から、体の色が明らかになっている「シノサウロプテリクス」など約20種の生体復元や化石を展示。恐竜が鳥類に進化した説や羽毛の進化などを学べるパネル、恐竜のフィギュアなどのグッズも並ぶ。
 この日、招待された地元の保育園児らは、世界最大の羽毛恐竜「ユティランヌス」の復元モデル(全長6メートル)などに興味津々。前足だけでなく、四肢と尾に羽毛が生えていたとされる「ミクロラプトル」の飛翔(ひしょう)実験も楽しんだ。
 高江晃館長は「恐竜の羽毛に特化し、なぜ生えていたのか、いつから生えていたのかなどをひもとく企画展。ワークショップも企画しているので、ぜひ来場を」と呼びかけている。
 5月26日までの会期中、4月8、15、22日、5月7、13、20日が休館。入場料は高校生以上千円(常設展とのセット1300円)、3歳~中学生500円(同600円)など。

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