長崎商高×ジョイフルサン 長崎の3店舗でコラボ惣菜販売

店頭で共同開発した商品をPRする長崎商業高の生徒=長崎市、ジョイフルサン住吉店

 地場スーパーのジョイフルサンアルファ(長崎県長崎市)は20日、規格外の市特産かんきつ類「ゆうこう」を使って、市立長崎商業高と共同開発した総菜2品を市内3店舗で販売した。
 若者の企画やアイデアを実現につなげる市の「チャレンジショップ」事業の一環。ジョイフルサン惣菜(そうざい)部が同校の部活動「商業クラブ」のレシピ案を具現化。約4カ月かけて試食と改良を重ねた。
 すり身をレンコンで挟んで揚げた「パクっとゆうコン(ひと口はさみれんこん)」(250円)は臭みがなくなり、「鶏のオーブン焼きゆうこうソース」(320円)は鶏肉が柔らかくジューシーになった。いずれもさっぱりとした味わいに仕上げた。
 同市中園町の住吉店では20日、生徒が店頭に立ってPRした。同クラブの田上俊輔さん(17)は「手に取ったお客さんが笑顔になってくれるとうれしい」と話した。商品は住吉店、江川本店、本原店で23、24日も販売する予定。

© 株式会社長崎新聞社