県内の酪農家がホルスタイン牛の改良技術を競う県ブラック&ホワイトショウが22日、川西町の置賜家畜市場で開かれ、参加者は審査員の評価などを聞きながら研さんを積んだ。
出産経験の有無などから7区分を設け、酪農家約20人が計40頭ほどを出品した。審査を担当したJA全農ET研究所の千葉義博上席技術主管が足や乳房といった各部位を観察し、健康状態を確かめるなどして順番を付けていった。
県ホルスタイン同志会(山口長一会長)が主催。事務局を務める県畜産協会の上野宏樹専務理事は「餌代の高騰をはじめ酪農家を取り巻く状況は厳しいが、こうした機会に技術や意欲の向上を図り難局を乗り越えたい」と話していた。