今季の最強ローテ 山本由伸獲得のドジャースは4位にランクイン

MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は、今季の全30球団の先発ローテーションのなかからトップ10を選出する特集記事を公開した。現代のMLBでは各チームの先発投手陣の評価は難しい。5~6人で1年間を乗り切れることはほとんどなく、15人以上の先発投手を起用するチームもあるからだ。たとえば、昨季レイズの先発投手陣はメジャー5位の防御率を記録したが、故障者が続出したため、17人もの先発投手を起用せざるを得なかった。そうした事情も踏まえつつ、カストロビンス記者は先発ローテーションのトップ10を選出している。

1位に選ばれたのはマリナーズだ。エースのルイス・カスティーヨが先発ローテーションの軸となり、2番手以降はジョージ・カービー、ローガン・ギルバート、ブライス・ミラー、ブライアン・ウーと若手がズラリ。6番手には有望株のエマーソン・ハンコックも控えている。カストロビンス記者は「どのチームにも言えることだが、全員が健康である必要がある。しかし、もしそれが実現すれば、マリナーズは実績と年齢が上手くブレンドされた、メジャー屈指のローテーションを組むことができる」と高く評価した。

2位はスペンサー・ストライダー、マックス・フリードという強力な2本柱に大ベテランのチャーリー・モートン、新戦力のクリス・セールらを擁するブレーブス、3位はザック・ウィーラーとアーロン・ノラというメジャー屈指の2枚看板を擁するフィリーズがランクイン。タイラー・グラスノーや山本由伸が加入したドジャースは4位となった。故障リスクが高い投手も多いため、カストロビンス記者は「オフの補強により、ドジャースは才能豊かな先発投手陣を揃えることができた。しかし、データサイトの成績予想では各投手が過去数年よりも多くのイニングを投げることが想定されている。それが実現可能であることを証明しなければならない」とデータサイトの予想通りにイニングを消化できるか、不安視している部分もあるようだ。

5~9位はジャイアンツ、パドレス、ブルージェイズ、ダイヤモンドバックス、ガーディアンズという顔ぶれ。10位にはアストロズ、マーリンズ、オリオールズの3チームが並んだ。そのほかの注目チームとしては、レッズ、ツインズ、カブス、ヤンキース、そしてレイズの名前が挙げられている。

The post 今季の最強ローテ 山本由伸獲得のドジャースは4位にランクイン first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.