栃木県での子育ての魅力発信へ 子育てサイト「とこぽ」開設 妊娠から育児まで支援情報など一元化

県が開設した子育てポータルサイト「とこぽ」のトップ画面

 栃木県は22日、妊娠から出産、育児に関する情報を一元化したポータルサイト「とこぽ」を開設した。県の支援制度を確認できるほか、家族向けのイベント情報なども随時掲載する。また同日から、子育て家族が協賛店舗でサービスを受けられる「とちぎ笑顔つぎつぎカード」をLINE(ライン)でも利用できるようにした。

 とこぽは「栃木県」「子育て支援」「ポータルサイト」の1文字目をつなげて命名。利用者の知りたいことに答えられるサイトを目指し、助成金や医療、発育・発達、子の預け先、遊び場などを目的別に探せるようにした。

 「0〜2歳」「3〜5歳」「小学生」など子の年齢に応じた支援情報も確認できる。子ども向けコンテンツも順次充実させる考えという。

 県はこれまで子育て情報サイト「笑顔いっぱい」を運営してきたが、デザインが古く見づらいなどの課題もあり、アクセス数が低迷していた。県の取り組みを広くPRするために新しいサイトを立ち上げた。事業費は1500万円。県こども政策課は「県内外に本県での子育ての魅力を発信していきたい」としている。

 とちぎ笑顔つぎつぎカードは、県ライン公式アカウントを「友だち」に追加すれば利用可能になった。協賛店は全国約2800店舗に上る。ラインの画面からとこぽにアクセスも可能。

 とこぽのURLは、https://tocopo.pref.tochigi.lg.jp/

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