「介護の仕事も日本語も頑張りたい」 にほん語で介護学ぶ会県庁で修了式

修了証を受け取る受講生ら=22日午後、県庁昭和館

 介護業務に従事する外国人を対象に語学支援などを行う県主催のオンライン講座「にほん語でかいごを学ぶ研修会」の修了式が22日、県庁昭和館で行われた。

 同研修は一般社団法人にほん語でかいご共育会(宇都宮市)の担当者が講師を務める。参加費やテキスト代は無料で、基礎の日本語学習から国家資格の介護福祉士合格を目指す内容まで4コースがある。本年度の受講者は57人で、昨年5月から週1回ペースで学んできた。

 修了式にはミャンマーやインドネシア、モンゴルなど5カ国出身の23人が出席。各コースの代表者が県職員から修了証を受け取った。鹿沼市白桑田の特別養護老人ホームさつき荘で働くベトナム出身のブーティランさん(29)は「(研修の)先生たちのおかげで日本語や介護の理解が進んだ。介護の仕事も日本語ももっと頑張りたい」と話した。

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