きょう23日(土)午後は、東日本から東北を中心に冷たい雨や雪が続く見通し。東京都心の最高気温は10℃までしか上がらない予想で、真冬並みの寒さになりそうだ。あす24日(日)も西日本から関東を中心に雨が降りやすく、特に午前中は西日本で非常に激しい雷雨となり、風も強まって荒れた天気となるおそれがある。
西日本は次第に雨あがる いよいよさくら開花か
きょう23日(土)午前は、日本付近に低気圧が近づいている影響で西日本と東日本の平野部では雨が降り、東日本の内陸や山沿いと東北では雪が降っている。 午後になると、西日本の雨は日本海側から次第にやんでくる見込み。ただ、夜遅くは西から前線が近づいてくるため、九州では再び本降りの雨になりそう。東日本や東北で降る雨や雪は夕方ごろまで続き、風が強まるおそれがある。
午後はだんだんと雨のやむ所が多い西日本の最高気温は、鹿児島22℃、福岡21℃、松江16℃などは平年より高く4月並みの見込み。西日本では、ソメイヨシノのさくらが開花する所があるかもしれない。 一方で、午後も日差しが届きにくい東日本や東北では気温が上がらず、東京都心の最高気温は10℃と真冬並みの予想。まだまだ冬物コートが活躍しそうだ。
あす西日本 午前中心に非常に激しい雷雨
あす24日(日)は西から近づく前線の影響で、西日本から関東を中心に雨具の出番が続く見通し。特に西日本では午前を中心に雨足が強まり、九州では雷を伴って傘が役に立たないような非常に激しい雨が降るおそれがある。警報級の大雨となる可能性もあるため、崩れやすい所や川の近く、周囲より土地が低くなっている所には近づかない方がいいだろう。風も強まって、荒れた天気となるおそれがある。東海や関東では、午前中は晴れ間があるものの、午後になると沿岸部を中心に雨が降る見通し。
昼間の気温は、西日本は平年並みか高い所が多く、鹿児島では引き続き22℃まで上がる予想。東京都心は日差しが届く分、きょう23日(土)より気温は高くなりそう。最高気温は16℃ときょう23日(土)との気温差が大きい見通しだ。 また、あす24日(日)の東北は天気の大きな崩れはない見込み。仙台の最高気温は前日より大幅に高い15℃まで気温が上がる予想になっている。北海道も晴れて、札幌は9℃と4月上旬並みの見通し。多雪地では雪解けが進むため、なだれや融雪による土砂災害などに注意が必要だ。（気象予報士・鈴木悠）
