「彼の動きを十分に見ていない」古橋亨梧の得点減少はサポート不足が原因?セルティックOBが苦言「キョウゴは常にエクセレントだ」

セルティックの古橋亨梧が今季、ブレンダン・ロジャーズ新監督の下で苦しんできたのは周知のとおりだ。ただ、復調の兆しも見えつつあるなか、クラブのOBは絶対的な信頼を強調している。

アンジェ・ポステコグルー前監督が率いた過去2シーズンで得点を量産し、昨季は得点王と年間最優秀選手にも輝いた古橋。だが、ロジャーズ体制になり、役割が変わったことも影響したか、今季は公式戦40試合出場で15得点という数字だ。

ネットを揺らしてきたことは変わらないが、過去2シーズンの勢いがないだけに、古橋のパフォーマンスは議論の的となってきた。1月にアダム・アイダが加入し、すぐに得点をあげたことで、リーグ戦で先発落ちしたこともある。

それでも、3月10日のスコティッシュカップ準々決勝リビングストン戦で得点をあげた古橋は、16日のスコティッシュ・プレミアシップ第30節のセント・ジョンストン戦でも1得点、1アシストを記録。エースが復活しつつあると見られている。

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OBフランク・マカベニーは、『Football Insider』で「キョウゴは絶対にすべての試合に出るべきだ。私にとって、彼はセルティック、そしてスコットランドのベストストライカーだ」と話した。

「マット・オライリーとパウロ・ベルナルドのことは変わらず不満だ。MFがゴールに背を向けていてはいけない。混雑しすぎるからだ。だが、週末(セント・ジョンストン戦)はそういうことがなかった。素晴らしかった。キョウゴの動きは常にエクセレントだった。だが、自分もストライカーだったから、私はチームメイトが彼の動きを十分に見ていないと思うがね」

古橋の抜群の動きをチームが生かせていないとの見方は以前からある。マカベニーは、古橋自身よりも周囲の奮起を望んでいるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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