【MLB】今季の先発ローテを公式がランク付け 山本由伸加入のドジャースは全体4位と高評価も「健康でなければならない」

MLB公式サイトが22日(日本時間23日)、今季の先発ローテーション投手を球団別にランク付けした。

トップに選ばれたのが、生え抜き揃いのマリナーズ。大谷翔平投手、山本由伸投手が加入し注目を集めるドジャースは、全30球団中で4位に選ばれた。

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■「健康であることが大前提」

記事を掲載したアンソニー・カストロヴィンス記者は、トップに選んだマリナーズに関して「間違いなく、生え抜きと即戦力がMLBでもっとも上手くブレンドされたローテーション。昨季は3人の先発投手(ルイス・カスティーヨ、ローガン・ギルバート、ジョージ・カービー)が190イニングに到達した唯一のチームで、防御率は3.34から3.73、ERA+は108から121、WHIPは1.10以下だった。このトリオの脇を固めるのは、2023年にデビューし、素晴らしい投球術を持つブライス・ミラーとブライアン・ウーだ」と記し、昨季ア・リーグトップのチーム防御率3.74だった強固な投手陣を称賛した。

2位にブレーブス、3位フィリーズと続いて、4位に選ばれたのがドジャース。「トレードで加入したタイラー・グラスノー、大型契約の山本、そして4月に復帰予定のウォーカー・ビューラーと、昨季よりも層が厚く才能豊かな先発投手を揃えた。エメット・シーハンやギャビン・ストーンなど魅力的な若手もいる。米データ会社『FanGraphs』の予想では、MLBのどのローテーションよりも勝率が高い」と高く評価。

一方で、この予測は“新人”の山本が188イニング、故障がちのグラスノーが147イニング、パクストンが110イニング、2度目のトミー・ジョン手術明けのビューラーが135イニングを想定しているため、不確定要素が大きい。「ドジャースは賢く選手補強をしているが、この素晴らしいグループが団結し、計画通りに動けることを証明しなければならない」と、あくまで健康であることが前提であると付け加えた。

5位以降は、ダルビッシュ有松井裕樹所属のパドレスが全体6位、菊池雄星のブルージェイズが7位と上位に選ばれている。

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(H.Ariga/SPREAD編集部)

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