ピンク色のアンズの花が、瀬戸内に春を告げています。
広島県福山市の田尻町では、アンズの花が五分咲きとなりました。田尻町のアンズはおよそ340年前に、大分から移住してきた寺の住職が、タネを境内に植えたのが始まりとされています。
町中に植えられたおよそ3000本が一斉に咲いて、海辺の町をピンク色に染めています。
ことしは例年と比べて開花が1週間ほど遅く、ようやく見ごろになりました。訪れた人は春を感じながら花を眺めていました。
訪れた人たち
「かわいいし、上品だし、ピンクの色合いがいい」
「枝にくっついて丸くて、ほかでは見られない景色なので楽しみに来ました」
「全体に広がったら鮮やかさがある春の花がやっぱりいい」
福山市田尻町のアンズの花はあと1週間ほど楽しめそうです。