筒香嘉智がジャイアンツとのマイナー契約を破棄 球団も退団を発表

ジャイアンツは日本時間3月22日(現地時間3月21日)付けで筒香嘉智を解雇したことを発表した。これはジャイアンツとマイナー契約を結んでいた筒香がオプトアウト(契約破棄)の権利を行使したことによるものであり、筒香はFAとなって新たな移籍先を探すことになる。昨年12月にジャイアンツとマイナー契約で再契約を結んだあと、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加していた筒香だが、腰の張りもあって思うように調整が進まず、オープン戦でも6試合に出場して10打数1安打、打率.100、2打点、OPS.350と結果を残すことができなかった。

筒香は2019年オフにポスティング制度を利用し、2年1200万ドルでレイズと契約。しかし、期待されたほどの活躍を見せることができず、2021年5月に戦力外となり、ドジャースへ放出された。ドジャースでも目立った結果を残すことはできなかったが、8月にパイレーツへ移籍すると、43試合で打率.268、8本塁打、OPS.882の活躍。シーズン終了後にFAとなったあと、1年400万ドルでパイレーツと再契約した。

主力打者の1人として期待された2022年は再び低空飛行が続き、故障で長期離脱した末に、8月に解雇。ブルージェイズとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格は果たせなかった。2023年はレンジャーズとのマイナー契約からスタートしたが、メジャー昇格の見込みがないため、6月に契約を破棄。その後、独立リーグを経て、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。結局、渡米4年目にして初めてメジャーでの出場機会がなかった。

今季は2年ぶりのメジャー昇格を目指し、ジャイアンツとマイナー契約で再契約したが、オープン戦で結果を残せず、メジャー昇格の可能性が低いと判断して自らオプトアウトを選択。再びFAとなった。引き続きメジャー復帰を目指してアメリカの球団と契約する可能性を模索するのか、それとも日本の球団からオファーが届いた場合には日本復帰を選択するのか。渡米5年目を迎えている32歳のスラッガーの決断に注目が集まる。

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