東広島市PFAS問題 検出地域の住民ら対象に臨時健康診断

健康への影響が指摘されている有機フッ素化合物が検出されている東広島市で、臨時の健康診断が行われています。

東広島市のアメリカ軍川上弾薬庫付近では、地下水や河川から国の暫定指針値を最大で300倍超過する有機フッ素化合物が検出され、近くの住人から健康への影響を心配する声が出ていました。

23日に行われている臨時の健康診断では、対象地域の住民や事業所で働く人などおよそ70人が対象でそのうち40人ががん検診などを受けました。

健康診断を受けた人「有機フッ素化合物の影響があるかもということで、とりあえず今の状態がどうかというのを調べてもらった」

東広島市医療保健課 吉岡志保課長「健康不安を持っておられる方への対応に役立っていければと思っています」

有機フッ素化合物の血中濃度の検査については、直接の健康被害と結びつくか分かっていないとして見送られています。

東広島市は希望する対象者へ今後も機会を設けていくということです。

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