弘前大が学位記授与式、出会い、学びを糧に

福田学長(右)から学位記を受け取る卒業生

 弘前大学は22日、弘前市民会館で学位記授与式を行った。5学部と大学院の計1650人が新たな一歩を踏み出した。

 人文社会科学部と教育学部、農学生命科学部を対象にした式典では、福田眞作学長がガウン姿の3学部の代表に学位記を手渡し「お世話になった方々への感謝を忘れず、これからの人生を力強く歩んでほしい。次のステージに羽ばたく卒業生の皆さんの未来が輝かしいものになるよう、強く願っている」とあいさつした。

 卒業生を代表して教育学部の平梨奈さんが「コロナ禍で制限された大学生活にやるせない思いを抱えることも多々あったが、人と人とのつながりの大切さを改めて感じた。出会いや学びを糧に困難を乗り越えていく」と答辞を述べた。

 式典終了後、卒業生らは思い思いに友人や家族たちと記念写真を撮り、門出を祝い合った。

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