生活保護…不正受給の会社員を逮捕、働いて収入あるのに「未収入」と申告していた 3年間に口座へ64回も振り込ませる「そんなつもりはなかった」…なぜ発覚

生活保護費を不正受給、詐欺容疑で会社員を逮捕=新座市

 埼玉県警新座署は11日、詐欺容疑で新座市本多1丁目、会社員の男(66)を逮捕した。「そんなつもりはなかった」と否認している。

 逮捕容疑は、2017年5月9日と翌18年7月27日の2回、自宅で市福祉事務所職員に対して、就労により収入があるにもかかわらず、収入がない内容の虚偽の収入申告書などを提出。17年6月から20年6月までの間、男の口座に計64回にわたり、37カ月分の生活保護費計約496万6千円を振り込ませ、だまし取った疑い。

 同署によると、市が20年7月ごろ、男の19年分の課税調査を実施したところ、未申告の収入があることが判明。このため、市は23年1月、同署に相談していた。

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