17歳と60日、パウ・クバルシがスペイン代表史上2番目の若さでデビュー!「夢が叶った瞬間」

スペイン代表は22日、イングランドの『ロンドン・スタジアム』にて開催された国際親善試合で、コロンビア代表に0-1で敗れた。試合後、同試合で“ラ・ロハ”でのデビューを飾ったDFパウ・クバルシ(バルセロナ)が、同国のスポーツ専門チャンネル『Teledeporte』のインタビューに応じた。

試合は立ち上がりからスペイン代表が主導権を握ったものの、先制点を挙げることはできずに前半の45分間を終える。後半に入ると、49分にFWジェラール・モレノ(ビジャレアル)の放ったミドルシュートが枠を捉えたが、ここはGKの好セーブに阻まれた。なかなかスコアを動かせずにいると、61分にはカウンターの場面でDFダニエル・ムニョス(クリスタス・パレス/イングランド)に先制点を許す。その後もスペイン代表は最後までゴールネットを揺らすことができず、0-1で敗れた。

クバルシは83分、DFアイメリク・ラポルテ(アル・ナスル/サウジアラビア)との交代でピッチへ送り出される。17歳と60日での“ラ・ロハ”デビューを飾った。データサイト『Opta』によると、この記録は所属クラブのチームメイトでもあるFWラミン・ヤマル(バルセロナ)に次ぐ、スペイン代表の歴代2位の若さでのデビューだという。ヤマルは昨年9月、16歳と57日で国際Aマッチのピッチに立っていた。

史上2番目の若さでのデビューを飾ったクバルシは、試合後に「とても誇らしく思っている」と率直な心境を明かした。「もちろん、どんな試合であれ敗北は苦しい」と前置きしつつも、「子どもの頃からの、そしてカンテラでプレーしていた頃からの夢が叶った瞬間だった。ここまでの道が平坦だったと思っている人もいるかもしれないけど、とても長く、険しい道のりだったから、素直に喜ばしく思うよ」と語った。

ピッチに立つ前の心境については、「自分らしく、落ち着いて、これまでに僕がやってきたプレーをすることを意識していた。監督は自信を与えてくれたし、ポジティブな気持ちでピッチに立てた」と振り返る。既に所属クラブのバルセロナでの存在感を示しているが、今後さらなる成長を遂げるために必要なことについては、「いつ何時も落ち着いてプレーすること。僕が今までやってきたことが大事になる。そして、どんな時でも自分のベストを尽くすことが最も重要だ」と話した。

この後、スペイン代表は26日、レアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でブラジル代表と対戦する。

【ハイライト動画】スペインはコロンビアに敗北

© 株式会社シーソーゲーム