「かけがえのない宝物」宮城幼稚園(群馬・前橋市)で閉園式

 今月末で閉園する群馬県前橋市立宮城幼稚園(間々田博園長)は22日、同園で閉園式を開き、年長と年中の園児計9人や保護者らが思い出の詰まった園との別れを惜しんだ。

 間々田園長は式辞で「49年にわたり地域の幼児教育を担った。閉園を惜しむ気持ちを受け止め、最終年度の教育を行えた」と感謝を述べた。小川晶市長は「園での経験はかけがえのない宝物。大切にしてください」と園児に語りかけた。

 園児たちは記念品をもらい、園歌などを元気に合唱して式を締めくくった=写真。

 同園は1975年度に開園し、本年度までに計3061人が巣立った。ピーク時は1学年110人以上在園したが、近年は少子化に伴って減少が続き、3年前に閉園が決まった。跡地の活用法などは未定。

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