ハードコアの聖域"静岡"をフィーチュアした『静岡ハードコア』(取材・文:ISHIYA)が刊行決定! あの名著『関西ハードコア』も"新装版"として復刊!

現在も現役でハードコアを体現しているISHIYA(FORWARD / DEATH SIDE)が取材・文を全編手がけた書籍『静岡ハードコア』が4月23日(火)に東京キララ社から発売される。 1980年代初頭、パンクロックに影響を受けた世界中の若者たちがパンクより過激で暴力的な音楽を求め、ハードコアが世界同時多発的に発生した。 そして日本でも東京を中心に、関西、九州など各地にも発生したが、特に稀有なのが静岡である。東海地方でも静岡という限られたこの場所でハードコアが大流行した。

当時、ライブハウスの客の8割以上がモヒカン姿だったというこの特異な静岡で活動したバンドたちを、現在も現役でハードコアを体現しているISHIYA(FORWARD / DEATH SIDE)と、静岡出身で現在も活躍中の秋山公康(FORWARD / ブルース・ビンボーズ)が当事者たちに1年以上をかけて取材決行。静岡ハードコアの狂乱と革新に迫る一冊に仕上がった。 特典として、現体制のSO WHATが2017年に発表したパワー溢れる1曲に、1st EPからYOSHI在籍時(1997年)最後にセルフカバーした1曲を収録した2曲入りのCD付きなのも資料的価値が高いと言えるだろう。

また、この『静岡ハードコア』の刊行に合わせ、長らく在庫切れでプレミアム化してた『関西ハードコア』が新装版として復刻。 M.O.B.S、SxOxB、OUTOなど、80年代を駆け抜けた関西ハードコアバンドたちにフォーカスし、当時起こった関西ハードコアシーンを深く掘り下げた一冊で、今回は海外版のみで発売したソノシート音源をCDとして付属。未発表曲だったZOUOの「731」、RAPESの「Devils Fire」を1曲ずつ収録している。

【著者|ISHIYA(イシヤ)プロフィール】
ジャパニーズ・ハードコアパンク・バンド、DEATH SIDE / FORWARDのボーカリスト。
アンダーグラウンドシーンやカウンターカルチャーに精通し、バンド活動歴30年以上の経験を活かした執筆を寄稿。
1987年よりバンドのツアーで日本国内を廻り続け、2004年以降はツアーの拠点を海外に移行し、アメリカ、オーストラリアツアーを行なっている。今後は東南アジア、ヨーロッパでもツアー予定。音楽の他に映画、不動産も手がけるフリーライターとても活躍。2021年1月、自身の体験をもとにシーンの30年史を綴った書籍『ISHIYA私観 ジャパニーズ・ハードコア30年史』(blueprint)を刊行。Web Rooftopにて社会派コラム『異次元の常識』を連載中。

© 有限会社ルーフトップ