「活躍しなくても選ばれる」闘莉王の前田批判にセルティック同僚が“反論”! 地元メディアは賛辞「かばったのは素晴らしい」

元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が前田大然らを酷評したことは、セルティック専門メディアなどでも伝えられた。それを受け、チームメイトは前田を後押ししている。

闘莉王氏は北中米ワールドカップのアジア予選に前田や浅野拓磨が招集されたことについて、「別に活躍しなくても選ばれるんだとなる」と批判。アジアカップで無得点だった両選手を「見せてくれていないんだよ何も」と酷評した。

しかし、セルティックにおける前田の貢献は周知のとおりだ。専門サイト『Celts Are Here』によると、チームメイトのグレッグ・テイラーは「僕らのチームの重要な一員だ」と、前田に賛辞を寄せている。

「彼はいつも限界までプッシュし、素晴らしいプレス能力で高くハードルを設定する。僕は、プレスに関して彼が世界トップクラスだと信じているよ」

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このコメントを伝えたCelts Are Hereは「テイラーは彼がセルティックに不可欠な存在と見ている。闘莉王からの厳しい言葉にもかかわらず、テイラーはマエダの本当の価値、チームのダイナミクスにおける彼の重要な役割を見ている」

「テイラーがチームメイトをかばったのは素晴らしい。ロッカールーム内にスピリットがあると示している。外部からの批判にかかわらず、チーム内の絆は強いままだ。各選手がチームメイトの貢献を認め、評価している」

実際、前田は3月10日のスコティッシュカップ準々決勝でハットトリックを達成し、チームをベスト4進出に導いた。惜しみない運動量と激しいプレスの貢献度の高さと比べ、決定力・得点力の不足が指摘されてきたのは確かだ。ただ、チームの仲間は前田の「本当の価値」を認めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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