左からの仕掛けでスペインを破る決勝弾演出! ルイス・ディアス「後半の僕らはとてもよくやった」

コロンビア代表は22日、イングランドの『ロンドン・スタジアム』にて開催された国際親善試合で、スペイン代表を1-0で破った。試合後、スペインのスポーツ専門チャンネル『Teledeporte』が、コロンビア代表のFWルイス・ディアス(リヴァプール/イングランド)のコメントを伝えた。

試合はスコアレスで時計の針が進んだものの、後半に入るとコロンビア代表が先制に成功。61分、MFハメス・ロドリゲス(サンパウロ/ブラジル)からのスルーパスに抜け出したL・ディアスが、縦への仕掛けで対峙したDFダニ・ヴィヴィアンを振り切り、クロスボールを送る。ボックス右のスペースへ走り込んできたDFダニエル・ムニョス(クリスタス・パレス/イングランド)がボレーシュートを叩き込み、コロンビア代表が先手を取った。

最終的にはこのゴールが決勝弾となり、コロンビア代表がスペイン代表を1-0で破った。試合後、L・ディアスは「幸せと感謝の気持ちで溢れている。チームが成し遂げたことには満足だ」とコメント。「特に試合の後半は、僕らがこの試合に勝ちたいという思いを前面に出すことができたと思う。このチームのみんなで築き上げようとしてきたものをピッチで出すことができた。僕らがファミリーであることを再認識できたと思う」との言葉で勝利を喜んだ。

試合の前半はスペイン代表に主導権を握られる時間も少なくはなかったなか、L・ディアスは「当たり前のことだけど、前半からプランはあった。だが、僕らは良い試合運びをできなかった。相手が素晴らしいチームだから、より難しい時間だったと思う」と総括。一方で、後半に入ると徐々にチャンスの数も増え、コロンビア代表が流れを引き寄せた印象だ。L・ディアスは「後半は悪い流れを断ち切らなければならなかった。前半が終わって、ドレッシングルームに戻ると、いくつか指示があった。その指示通りに動けたからこそ、僕らはうまくいったのだと思う。後半の僕らはとてもよくやったよ」と話し、後半の内容には一定の手応えを示した。

また、L・ディアス個人としては、チームがうまくいっていない前半から左サイドで起点となり、再三にわたって果敢な仕掛けを見せていた。「個人としてはどんな試合であれ、やることは変わらないと思っている。素晴らしいものを持った選手であると証明するために、試合開始の笛がなった瞬間から僕は自分に多くを求めたい」と自分自身への要求を明かす。結果的には決勝弾をアシストすることとなったが、「もちろん、ムニョスへのアシストも自分に求めていたプレーの1つだったよ。ピッチ外でも親交の深い彼のゴールを演出できて嬉しいね」と振り返った。

この後、コロンビア代表はスペインの首都・マドリードへ移動。26日、アトレティコ・マドリードの本拠地『エスタディオ・メトロポリターノ』でルーマニア代表と対戦する。

【ハイライト動画】L・ディアスのアシストからムニョスが決勝ゴール!

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