闘莉王が北朝鮮戦の森保監督に“3点”評価。采配に不満「頑固過ぎるのも良くない」

元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネルで日本代表の森保一監督について語った。

【動画】闘莉王が北朝鮮戦の森保ジャパンに喝!
闘莉王氏は3月21日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア2次予選で北朝鮮に1-0と勝利した森保ジャパンの選手と監督を採点。基準点を「4点」に設定するなか、指揮官は「3点」とし、その理由をこう述べた。

「頑固さが、まだ直らない。多少は良いけど頑固過ぎるのも良くない。早く、少しでも直してほしい」

森保監督はこの試合で74分に谷口彰悟を投入し、システムを4バックから5バック気味の3バックに変更。最後まで相手にゴールを割らせなかった。闘莉王氏は、この点は評価する。

「少し苦しくなった時に3バックにしたのは良かった。守備は安定した。3バックにしたことで、相手の攻め方が難しくなった」

ただ、そのタイミングについて注文を付ける。65分あたりで決断すべきだったとの意見だ。

「少し遅いのかな、交代のタイミング。もう少し思い切ってチャレンジしないでミスするのが最悪なパターン。チャレンジしてミスするなら、まだ良い」

FIFAランキングは18位の日本に対し、北朝鮮は114位。相手との実力差から、「2、3点差はつけなきゃダメ。もう少し楽に勝てる試合をできたはず」との見解を示す。

選手起用については、スタメンに久保建英、途中交代で相馬勇紀、中村敬斗、長友佑都を使うべきだったと主張。人選が守備的だったと指摘する。

「守備からじゃない。攻撃から。日本の方がはるかに上。先発の仕方も守備ができる選手を最初から出すのではなくて、攻撃ができる選手。攻撃に差をつけられるクオリティがある選手を最初から出す」

ホームで格下相手に辛勝。闘莉王氏は指揮官の采配に疑問を呈した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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