【24日(日)の天気】九州は警報級大雨のおそれ 東京都心は真冬並み寒さ解消へ

24日(日)天気と気温

24日(日)午前にかけて、西日本を中心に雨足が強まるおそれがある。特に九州では雷を伴って傘が役に立たないような非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる可能性がある。関東は午前を中心に日差しが届き、東京都心の最高気温は前日より大幅に高い16℃まで上がる予想だ。

前橋で2センチの積雪観測 3月では4年ぶり

上:23日(土)の東京・前橋の最高気温 下:群馬県前橋市の様子(23日撮影=ウェザーマップ)

 23日(土)は低気圧や低気圧に向かう湿った空気などの影響で、九州から東北の広い範囲で雨や雪が降ったりやんだりとなった。東日本の内陸や山沿いでは雪が降り、前橋では午前11時に2センチの積雪を観測。前橋で3月に1センチ以上の積雪を観測したのは2020年以来4年ぶりで、2センチ以上の積雪を観測したのは2018年以来6年ぶりとなる。また、午後5時までの最高気温は前橋9.5℃、東京都心9.3℃など10℃に届かず、3月下旬とは思えない真冬並みの寒さになった所があった。 そんな中、高知では全国トップでソメイヨシノのさくらが開花したと高知地方気象台から発表があった。

西日本は暗い時間帯に雨足強まるおそれ

上:24日(日)午前5時の雨雪の予想 下:24日(日)昼前の発雷確率

 東日本や東北で降る雨や雪は、23日(土)夜にはいったんやむ所が多い見込み。ただ、西から前線が近づく西日本では雨が続きそう。西日本は24日(日)午前にかけて雨足が強まるおそれがある。特に九州では雷を伴う非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる可能性がある。暗い時間帯に大雨となるおそれがあるため、念のため山、崖や川からは離れた2階以上など安全な場所で休んだ方がいいだろう。 東海や関東では、24日(日)朝は日差しが届くものの東海は昼前から、関東では午後から雨の降りだす所がある見通し。外出の際は雨具を忘れずに持っておきたい。

24日(日)予想最高・最低気温

 朝の最低気温は前日より高い所が多く、西日本では10℃を下回らない所が多くなりそう。ただ、夜にかけても雨が降ったりやんだりのため、朝から気温は上がりにくい見通しだ。 東京都心は23日(土)より日差しが届くため、24日(日)の最高気温は16℃まで上がる予想。前日との気温差が大きくなるため、体調管理に気を付けたい。 また、東北や北海道は日差しに恵まれる所が多い見込み。最高気温は仙台16℃、青森12℃、札幌10℃といずれも4月並みの予想で雪解けが進みそう。多雪地ではなだれ、落雪や融雪による土砂災害などに注意が必要だ。

週明け以降も度々荒天か

25日(月)以降の週間予報

 西日本や東日本は週明け以降も26日(火)にかけて雨が降ったりやんだりの見通し。特に低気圧が発達しながら近づく26日(火)は雨足や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。27日(水)は晴れて気温の上がる所が多く、西日本や東日本ではさくら開花ラッシュとなりそうだ。 ただ、28日(木)からは大陸から低気圧や前線が発達しながら近づき、29日(金)は西日本から北日本の広範囲で再び荒れた天気となるおそれがある。 (気象予報士・鈴木悠)

© 株式会社ウェザーマップ