【2024年】東京でこの春絶対に食べたい「桜もち」6選

今年は平年並みか平年よりやや早い開花となる桜。
この時期に食べたくなるスーツといえば、やっぱり桜もち。そこで今回は、東京で食べたい桜もちを紹介します。数ある名店から、ウフ。編集部が食べ歩き、選んだ6店舗は一食の価値ありです!

桜もちには2種類あるって知ってた?東京で食べるならやっぱり“関東風”

実は“桜もち”とひとことで言っても2種類あるのを皆さんはご存じでしたか?

関東でよく食べられる“長命寺(ちょうめいじ)”の桜もちの特徴は、小麦を使用した薄い餅皮で包むところ。

対して “道明寺(どうみょうじ)”の桜もちは、もち米を主原料とした道明寺粉を使用した関西風の桜もちで、もち米の餅皮で餡子を覆って作ります。

どちらも歴史が深く、長きに渡って親しまれてきた和菓子。本記事では、東京ということで“長命寺の桜もち”を中心に紹介。各店によって、少しずつ変化する味や見た目は奥が深く、知れば知るほど桜もちが好きになるはずです。

今回紹介する“桜もち”マップ

目次>
・♡①とらや(とらや 赤坂店)(関東風)
・♡②巣鴨「福島家」(関東風)
・♡③長命寺桜もち 山本や(関東風)
・♡④銀座あけぼの(関東風)
・♡⑤銀座甘楽(関東風)
・☆⑥玉英堂 彦九郎(関西風)

①王道は外せない。餡の大御所が作る桜もち「とらや」

老舗和菓子屋といえば「とらや」。現在のカタチで桜もちが販売されるようになったのは大正7年から。薄く伸ばした生地はもちもちとしていて、口の中で餡とよく絡みます。

そして「とらや」といえばやっぱり餡子。小豆の渋きりの回数を少なくすることで、風味が保たれるんだとか。桜葉の塩味や香りとほどよく調和します。

About Shop
とらや 赤坂店
東京都港区赤坂4丁目9−22
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休

②お茶との相性もばっちり!ほのかな塩味「福島家」(巣鴨)の桜もち

餅皮でくるんとひと巻きした形が特徴的な「福島家」の桜もち。餅皮にもち粉を入れることで、より一層もちもちとした食感に。そして、北海道産の小豆を使用した餡子は、つやつやとしたこし餡。コクと深みがあります。

桜葉の塩漬けが、甘さの中に程よい塩味と春らしい上品な香りをもたらします。

About Shop
福島家
東京都豊島区巣鴨2丁目1−1 第一福島ビル
営業時間:9:30~18:00
定休日:水

③真っ白な見た目。桜もちの生みの親「長命寺桜もち 山本や」(向島)

関東の桜もちの生みの親ともされる店「長命寺桜もち 山本や」。その特徴はなんといっても、1つの桜もちを2~3枚の桜葉で包むところ。こうすることで、餅皮の乾燥を抑えているんだとか。

小麦粉製の生地を薄く伸ばししてできた真っ白な餅皮。そこに、北海道産の小豆から作った餡子が包まれています。水分をしっかりと飛ばし、小豆のうま味を凝縮した餡子は美しい赤土色です。添加物を全く使わない製法で、300年前から変わらぬ味を堪能できます。

About Shop
長命寺桜もち 山本や
東京都墨田区向島5丁目1−14
営業時間:8:30~18:00
定休日:月

④もちもち生地で包み込んだ斬新な桜もち「銀座あけぼの」(銀座)

トン、トン、トンと四方を折り畳んだ桜もちは、かわいらしいビジュアルです。これは “ふくさ包み”と呼ばれる方法だそうで、餡子を包み込むことで、より生地の食感を引き立てているのだとか。

食べた時に感じる「銀座あけぼの」ならではの“もっちり”とした食感。その秘密は生地に入れた白玉粉。また香り豊かな生地には、小田原の八分咲き八重桜と伊豆半島産の桜葉を塩漬けにしたものが香りづけに使用されています。餡子は自家製で、とてもなめらかな舌触りのこし餡です。

About Shop
銀座あけぼの 銀座本店
東京都中央区銀座5丁目7−19 銀座フォリー
営業時間:10:00~21:00(月~土)、10:00~20:00(日・祝)
定休日:なし

⑤まるで満開の桜を思わせる鮮やかな色合い「銀座甘楽」(銀座)

塩漬けの桜がちょこんとのっているのは、「銀座甘楽」の桜もち。桜葉をめくると、まるで満開期の桜並木を思わせる鮮やかなピンク色です。国産の小豆を使った、しっとり上品な甘さのこし餡が、もちもちとした焼皮で包まれています。

素朴でありながら、しっかりとかわいらしさを持ち合わせた桜もち。「銀座甘楽」がオープンした2005年から販売され、長い間多くの人に愛され続けている人気商品のひとつです。

About Shop
銀座甘楽 本店
東京都中央区銀座6-2 銀座コリドー通り
営業時間:10:00~20:00(平日)、11:00~19:00(土日祭日)
定休日:なし

⑥関西風・道明寺派なら迷わずココ。都内で必食の桜もち「玉英堂 彦九郎」(人形町)

今回紹介する中で唯一の“道明寺”系桜もち。日本橋・人形町にある老舗和菓子店としても知られる「玉英堂 彦九郎」は、餡子と絡み合うもち米の食感が長明寺とは全く異なる美味しさです。

自慢の餡子を活かした桜もち。特徴は、ふっくらと大きな北海道の小豆を使用した餡子の、口の中で広がる風味。素材を感じるつぶ餡が、もちっとしたもち米の1粒1粒に絡み、どこを食べても変わらぬ美味しさを堪能できます。

餡子ともち米の食感の相性を楽しめる“道明寺”は、どこか懐かしさすら感じる味わい。桜が上品に香ります。

About Shop
玉英堂 彦九郎
東京都中央区日本橋人形町2丁目3−2 玉英堂ビル 1F
営業時間:9:00~19:00(平日)、9:00~18:00(土)、9:30~17:00(日・祝)
定休日:不定休

みなさんはどこの桜もちが気になりましたか?

是非、見るだけでなく、味からも桜の季節を感じてみてはいかがでしょうか。

ウフ。

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