東広島市で健康への悪影響が指摘されている有機フッ素化合物が指針値を超えて検出された問題で、住民の健康診断が23日、初めて実施されました。
対象は、有機フッ素化合物のPFOSとPFOAが地下水調査で国の指針値を超えた世帯の住民や事業所に勤務する人など約70人です。
血液検査やがん検診なども含まれ、東広島市が無料で実施しています。
受診した住民
「とりあえず今の状態がどうか検査してもらったので、それはそれでいいことだとは思う」
東広島市医療保健課 吉岡志保課長
「(結果を)健康に不安を持っている人への対応に役立てていきたい」
23日に受診できなかった希望者については、今後対応を検討するということです。
東広島市は地下水で有機フッ素化合物の検出が指針値を超えた17世帯を対象に、上水道へ接続するための補助を予算化しています。