津山さくらまつりが開幕 花火など多彩な催し 4月7日まで

津山さくらまつりが開幕した鶴山公園

 西日本有数の桜の名所として知られる津山市山下の鶴山公園(国史跡・津山城跡)で23日、「津山さくらまつり」(市観光協会などでつくる実行委主催)が開幕した。4月7日までご当地グルメやステージ、花火など多彩な催しを繰り広げる。

 初日は朝から雨で、ソメイヨシノを中心に約千本が植えられている桜もつぼみの状態だったが、オープニングセレモニーでは松岡裕司実行委員長が「津山の桜を十分に楽しんでほしい」とあいさつ。谷口圭三市長らとテープカットして祝った。

 会場には津山ホルモンうどんの屋台などが並び、若者はステージでダンスを披露。家族3人で訪れた岡山県鏡野町、会社員の男性(54)は「あいにくの雨だったが、地元のグルメを満喫できた。晴れた日にまた来たい」と話していた。

 同園は県内で唯一「日本さくら名所百選」に選ばれている。実行委によると桜の開花は27日ごろで、月末から4月上旬にかけて見頃を迎えそうという。

 開園は午前7時半~午後10時。同6時からはぼんぼりも点灯。入園料は高校生以上310円。問い合わせは実行委(0868―22―3310)。

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