中国経済、1~2月は新原動力と新優位性強まる 国家統計局

中国経済、1~2月は新原動力と新優位性強まる 国家統計局

四川省遂寧市にあるケーブル製品メーカー、四川欧能電䌫集団の工場。(2月20日、小型無人機から、遂寧=新華社配信)

 【新華社北京3月23日】中国国家統計局の劉愛華(りゅう・あいか)報道官はこのほど開かれた国務院新聞(報道)弁公室の記者会見で、1~2月は中国経済の新たな原動力、新たな優位性が強まり、各方面で新たな進展がみられたと明らかにした。

 1~2月の一定規模(主要業務の年間売上高2千万元、1元=約21円)以上の工業企業のうち、設備製造業の増加値(付加価値額)は前年同期比8.6%増え、全体を1.6ポイント上回った。ハイテク製造業の増加値は7.5%増加し、中でも半導体デバイス専用設備製造業は41.2%増、集積回路(IC)製造業は21.6%増、スマート無人航空機製造業は18.2%増となった。

中国経済、1~2月は新原動力と新優位性強まる 国家統計局

江西省贛州(かんしゅう)市の磁力選別機メーカー、贛州金環磁選科技装備の工場で、溶接作業をする従業員。(2月17日撮影、贛州=新華社配信/李劼)

 製品の分野別に見ると、スマート、グリーン(環境配慮型)な製品が大幅な伸びを見せた。スマート製品のうち、サービスロボットと3Dプリンターの生産量は22.2%、49.5%それぞれ増加。グリーン・低炭素型製品では新エネルギー車(NEV)の生産量が25.6%増、充電設備が41.8%増、太陽光発電用高透過ガラスが89.8%増だった。

 投資分野別では、新興産業の投資額が急速に増え、ハイテク産業の投資額は9.4%増、製造業の技術改造投資は2桁の伸びを示した。

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