何かと忙しくなりがちな年度末。忙しくて朝食も手抜きになってしまう...なんて人も多いのではないでしょうか。
2024年1月31日に、時短(時間の短縮)ではなく時産(時間を産む)へ発想を変え、人々が"ゆとりある生活"を送ることを応援する「ゆとりうむプロジェクト」が実施した「家事ハック大賞」が発表されました。
受賞した家事ハックの中には、忙しい人でもきちんと食事ができるように工夫されたアイデアも選出。今回は、「家事ハック大賞」で準グランプリ・冷凍貯金賞を受賞した「冷凍作り置きトースト」について紹介していきます。
200以上のアイデアから選ばれました!
今回で2回目となる「家事ハック大賞」は、忙しい毎日の家事をもっと楽しく、生活にゆとりをうみ出すアイデアを"家事ハック"と名付け、家事ハックを募集するアワードです。自分や自分の家庭ならではの家事に関するアイデアをシェアして、時産(時間を産むこと)に繋げることを目的に開催されました。
InstagramやX(旧ツイッター)で200件以上のアイデアが投稿され、その中から準グランプリ・冷凍貯金賞を受賞したのが「冷凍作り置きトースト」なんです。
冷凍トースト、作る前に知っておきたいコツ
冷凍トーストを作るポイントは3つ。
1つめは、火の通っているものや、生で食べられるものを選ぶこと。
メインの具なら、ベーコン、ハム、ソーセージ、ツナ、サケフレークなど。納豆やシラス干しなど和風素材もおすすめです。野菜は水分が多くないピーマンや玉ねぎ、ハーブ類などがぴったり。水分が多くドリップの出やすいトマトはあまりおすすめできません。トマトを使いたいなら、ミニトマトを少しのせる程度が良いですよ。
2つめは、具材は薄く切ること。
具が大きかったり、厚みがあったりすると、その下の具やパンに火が通りにくくなってしまいます。均等に火が入るように、具材は薄く切り、大きさや厚みに注意をしてみて。
3つめは、すき間をあけてのせること。
具を密集させたり、大量にのせたりすると、中心まで均等に加熱するのが難しくなってしまいます。そのため、適度にすき間をあけてのせ、量は欲張りすぎないようにするのがポイントです。
ラップをしてフリーザーバッグにいれてから保存することで、パンの乾燥とニオイ移りを防ぐことができ、美味しさも長持ちしますよ。
冷凍するときは、凍るまでは横向きにして保存しておいてくださいね。
食べるときは、アルミホイルやフライパン用ホイルを敷いた天板にのせて、オーブントースターで焼きます。
中心までアツアツに仕上げるコツは、中~高温でややじっくり焼くのがポイント。真ん中に穴をあけた「フライパン用ホイル」を、シリコーン加工した面(食材をのせる面)を下にしてのせて焼くと、縁が焦げるのを防いでくれます。
また、時間に余裕がある場合は、室温で30~40分自然解凍するか、電子レンジ(500W)で30~40秒加熱してから焼くのがおすすめ。"中が冷たい"という失敗が少なくなります。
缶詰を使って簡単にトーストのストックが完成
定番のトースト「ピザトースト」
ピザソースを塗ったトーストを食べたことのある人もいるのではないでしょうか。作り置きすると、もっとボリューミーなピザトーストが簡単に食べられますよ。調理時間は20分、376キロカロリーです。
【材料(1人前)】
・食パン(6枚切り)...1枚
・マヨネーズ...適量
・ウインナーソーセージ(斜め切り)...1本分
・玉ねぎ(薄切り)...10g
・ピーマン(輪切り)...1/4個分
・塩、こしょう...各少々
・ケチャップ...適量
・ピザ用チーズ...25g
【作り方】
1、はじめにラップを広げ、食パンをのせる。
2、食パンにマヨネーズを塗り、ソーセージ、玉ねぎ、ピーマンをのせる。軽く塩、こしょうをふり、ところどころにケチャップをしぼり、ピザ用チーズを散らす。
3、ラップでぴったりと包み、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存。
4、食べるときは、ラップをはずし、フライパン用ホイルを敷いたオーブントースターの天板に凍ったままのせる。真ん中に穴をあけたフライパン用ホイルを(食品をのせる面を下にして)のせ、中~高温で10~12分焼く。
朝にも食べやすい「ちくわトースト」
ちくわ以外に野菜も入ったトーストで、お肉の気分でないときにもぴったり。調理時間は20分、347キロカロリーです。
【材料(1人分)】
・食パン(6枚切り)...1枚
・マヨネーズ...適量
・ちくわ...1本(30g)
・玉ねぎ(みじん切り)...大さじ1
・青じそ(せん切り)...2枚分
・ピザ用チーズ...25g
【作り方】
1、ラップを大きめに切って広げ、食パンをのせる。
2、食パンにマヨネーズを塗り、輪切りにしたちくわ、玉ねぎ、青じそを順にのせ、ピザ用チーズを散らす。
3、ラップでぴったりと包み、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存。
4、食べるときは、ラップをはずし、フライパン用ホイルを敷いたオーブントースターの天板に凍ったままのせる。真ん中に穴をあけたフライパン用ホイルを(食品をのせる面を下にして)のせ、中~高温で10~12分焼く。
ボリュームあるトーストを食べるなら「チキ照りチーズトースト」
鶏の照り焼きが入っているので、トースト1品でボリュームのあるメニューが楽しめます。調理時間は20分、361キロカロリーです。
【材料(1人分)】
・食パン(6枚切り)...1枚
・マヨネーズ...適量
・鶏の照り焼き...30g
または焼きとり(缶詰め)...1/2缶(30g)
・小ねぎ(小口切り)...大さじ1
・ピザ用チーズ...25g
・刻みのり...適量
【作り方】
1、ラップを大きめに切って広げ、食パンをのせる。
2、食パンにマヨネーズを塗り、薄くそぎ切りにした鶏の照り焼きをのせ、小ねぎをふり、ピザ用チーズをのせる。
3、ラップでぴったりと包み、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存。
4、食べるときはラップをはずし、フライパン用ホイルを敷いたオーブントースターの天板に凍ったままのせる。真ん中に穴をあけたフライパン用ホイルを(食品をのせる面を下にして)のせ、中~高温で10~12分焼く。仕上げに刻みのりを散らす。
デザートのようなトースト「黒ごまきな粉トースト」
はちみつやきな粉を使っていて、おやつ気分にもなるトーストです。調理時間は15分、495キロカロリーです。
【材料(1人前)】
・食パン(6枚切り)...1枚
・バター...適量
・はちみつ...大さじ1
・練り黒ごま...大さじ1
・きな粉...大さじ1
・ピザ用チーズ...25g
・仕上げ用はちみつ...適宜
【作り方】
1、ラップを大きめに切って広げ、食パンをのせる。
2、食パンにやわらかくしたバター、はちみつ、練りごまを順に塗り重ねる。きな粉をまんべんなくふり、ピザ用チーズを散らす。
3、ラップでぴったりと包み、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存。
4食べるときは、ラップをはずし、フライパン用ホイルを敷いたオーブントースターの天板に凍ったままのせる。真ん中に穴をあけたフライパン用ホイルを(食品をのせる面を下にして)のせ、中~高温で7~8分焼く。
5、好みで仕上げにはちみつをところどころにかけて、いただく。
予め作り置きを冷凍しておくことで、時短に繋がるだけでなく、栄養が摂りやすくなったり、無駄遣いなどが減ったりするという嬉しい試算も出ています。忙しい毎日を過ごしている人に、「作り置き×冷凍」はおすすめの習慣とも言えます。
毎日似たようなトーストで飽きている人は、まずここからレパートリーに取り入れてみては。
(東京バーゲンマニア編集部)
カレーを"よそう"ときの「ポタポタ汚れ」を防ぐ裏ワザがあった...!紅茶やみそ汁にも使えます。
きゅうりは"冷凍"できない?→おいしく冷凍するための裏ワザがありました。《比較して検証》
ポン・デ・リングとエンゼルフレンチが手を組んだ?ミスドの名作「ポン・デ・エンゼル」。秘密を広報に聞きました。《菊池風磨も「バカ美味くね?」》