弓削商船高専の4代目練習船「弓削丸」完成 30年ぶり新造、4月から航行

テープカットで弓削丸の完成を祝う関係者

 弓削商船高等専門学校(愛媛県上島町弓削下弓削)の4代目練習船「弓削丸」が完成し、23日に同校などで関係者らが30年ぶりの新造船誕生を祝った。4月から航行し、災害時には支援船としての活用を想定している。

 4代目(380トン)は全長約56.3メートル、幅10.6メートルで総工費約40億円。船体と学校をリアルタイムでつなぐ通信装置を搭載し、船の位置情報や映像などを共有できるため、校内でも操船実習を受けられるようになった。生活用水の造水装置といった一部設備を遠隔操作できる。

 24日には弓削港(同町弓削下弓削)で船内の一般公開(午前9時半~11時40分と午後1時~2時40分の2回)がある。

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