1984年にリリースされた、ザ・スターリンの4作目にして最後のオリジナル・アルバム『Fish Inn』の“40執念記念盤”が6月5日（水）にいぬん堂より発売される。 遠藤ミチロウいわく「スターリンをいかに殺すかがメイン・テーマだった」という『Fish Inn』は、前作『虫』で体現した重厚なサウンドをさらに発展させた重くのしかかるような、後のグロテスク・ニュー・ポップの萌芽を見る如き楽曲群を収録。それまでのメンバーが全員脱退したため、ミチロウ（ボーカル）、イヌイジュン（ドラムス）、小野昌之（ギター、ex.アレルギー）、ヒゴヒロシ（ベース、ex.ミラーズ：サポート参加）という布陣でレコーディングされた。 今回の“40執念記念盤”はビル・ラズウェルによる1986年リミックス盤ではなく、1984年オリジナルバージョンの復刻。初のオリジナル・マスターからの完全復刻のため、音飛びする心配がない（オリジナルは初回プレスに針飛びする箇所が一部あり、盤起こしでCD化された際に音飛びしたままリリースされた）。 また、初回出荷分のみ特典CD「バキューム／解剖室」が付く（オリジナルLP発売時の特典ソノシート＝新録バージョンをCD化。2019年リリースの『STALINISM NAKED』収録のバージョンと同音源）。
なお、LP盤はPヴァインより同時発売予定（P-VINE PLP-8100）。
さらに、本作リリース後の6月21日（金）には東高円寺二万電圧で「『Fish Inn』発売40執念記念GIG！」が開催。 イヌイジュン、西村雄介、斉藤律、いぬん堂らによるザナシスターリン、KIRIHITOの早川俊介によるザ・ブターリン、トントントメ子率いるぼくたちのいるところ。が出演する。チケット予約はこちら。
