◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 2日目（23日）◇UMKCC（宮崎）◇6545yd（パー72）◇曇り（観衆3715人）
櫻井心那がツアー初のホールインワンを達成した。45位スタートから前半インは2バーディ、2ボギーのパープレー。前日よりティイングエリアが大きく前に出された実測123ydの後半2番（パー3）で、46度のウェッジでピン前2mにキャリーしてカップに沈めた。
「（46度で）ピッタリの距離でした。グリーンが硬くて、ウェッジでも2、3ydは転がるかなと思っていた」と言い、球の行方を「入るんじゃね？」と期待を込めて追いかけ、カップインを見届けた。
プロ2年目の昨季はツアー4勝を挙げて、メルセデスランキング5位に躍進。年間女王、メジャーでの活躍を目指す今季は「スタートダッシュを決めたい」と思いながら、開幕戦で19位、その後の2試合は続けて予選落ちした。
「春先はコースコンディションも難しいし、寒い日があったり、風が強かったりする。そんな中でスイングばっかり気にして、全体のバランスを崩していた」。周囲のアドバイスに耳を傾け、今週は「まず自分が気持ち良く振ること」をテーマにリズム重視を意識して、ショットが上向いてきた矢先の一発だった。
ツアーを除き、過去に「多分3回」達成してきたエース。この日は「あれで自信がついた。それまで『真っ直ぐ行くかな？』と思っていたのが、イメージが出るようになりました」という。エース達成後に3バーディを奪い、1イーグル5バーディ、2ボギーの「67」は今季初の60台。首位と8打差で迎える最終日へ「多分雨でしょうけど、最後までいいゴルフがしたいです」と明るい笑みを浮かべた。（宮崎市／加藤裕一）
