「短毛種の猫あるある」を調査! 長毛種にない意外な特徴とは

短毛種を飼っている猫の飼い主さんは、「これは短毛種あるあるかも」と思える出来事が、日常であるのではないでしょうか?

【調査】飼っている短毛種の種類は?

引用元:ねこのきもちWEB MAGAZINE『短毛種の猫に関するアンケートvol.01』 101件の回答

今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、短毛種を飼っている飼い主さん101名に「飼っている猫の種類」についてアンケート調査を実施。

飼い主さんたちには、「アビシニアン/シンガプーラ/ブリティッシュショートヘア/アメリカンショートヘア/ベンガル/ロシアンブルー/その他」より該当するものを選んでもらったところ、今回の調査では「その他(63%)」を選んだ飼い主さんが多いという結果になりました。

「その他」を選んだ飼い主さんの回答は…

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ちなみに、「その他」を選んだ飼い主さんからは、具体的に次のような回答が寄せられています。

  • 「シャルトリュー」
  • 「シャム」
  • 「ミックス」
  • 「雑種」
  • 「雑種(ハチワレ)」
  • 「ミックスの三毛猫」
  • 「茶トラの雑種」
  • 「キジトラ」
  • 「保護猫2匹、柄は茶虎と黒」
  • 「日本猫」

今回の調査では、短毛のMIX猫を飼っている飼い主さんが多いようでした。

「短毛種あるあるだな」と思えるエピソードを教えて!

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

また、今回アンケートに協力してくれた飼い主さんたちには、「短毛種あるあるだと思うもの」について具体的なエピソードを聞いてみることに。

すると、次のようなあるあるネタが寄せられました。

※アンケートコメントは飼い主さんが感じる個人の感想です。

寒いのが苦手

  • 「寒さに弱いと思います」
  • 「寒さに弱くて、すぐに『布団に入れて』と来る」

毛が抜けやすいコも

  • 「意外と毛が抜けやすい」
  • 「換毛期は予想以上に抜け毛があり、ブラッシングでごっそり抜ける」
  • 「長毛より抜けにくいと思っていたら抜け毛が多く、洋服につくと生地に入り込んで取りにくいです」
  • 「短い割に毛が密集しているのか、見た目より抜け毛が多い」
  • 「洗面所に落ちていた短い毛を見て、息子だと思い込み『抜け毛多いけど大丈夫?』と聞いてみました。そしたら『ココアのだよ』とうちの黒猫の抜け毛だと言われました。ドライヤー後の息子の抜け毛とそっくりでした」

お手入れがラク

  • 「ブラッシングがラク」
  • 「換毛期のブラッシングがラク」
  • 「お風呂に入れるのがすごくラクです」
  • 「グローブタイプのブラシでブラッシングがしやすい。毛がブラシに絡まりづらいのはいいけど、毛が飛び散るのは短毛」
  • 「長毛ねこちゃんだと、やはりう○ちがついちゃう確率が高くなると思うのですが、短毛ねこちゃんはつきにくいので、ありがたいポイントです!」

毛がいろいろなところに刺さる

  • 「毛が服に刺さって取れない」
  • 「家具と壁の隙間に毛が挟まる。長毛より硬いので飛び出ている感がある」
  • 「いろいろなものに毛が刺さっている」
  • 「いつも衣服や車のシートに抜け毛が付き存在感がある! また、ご飯に混ざってるときも!」
  • 「短い毛が布の網目に入って、取るのに苦労します」
  • 「短い毛が絡む」

毛玉を吐く回数が少ないと感じる飼い主さんも

  • 「毛玉吐きの回数が少ない」
  • 「長毛種のコより毛玉を吐くことがないと言える程に、回数が少ない」
  • 「毛玉を吐くのを見たことがありません」

飼い主さんたちが「短毛種特有かも」と思えるあるあるは、ほかにも!

猫種やそのコによっても個体差は見られそうですが、次のような回答も寄せられました。

  • 「夏はスレンダーなのに、冬になるとモコモコになる」
  • 「冬場にふと猫様の顔を見て、『こんな丸かったっけ?』と思う瞬間がある」
  • 「夏毛と冬毛が、わかりにくい」
  • 「ふわふわだけど、すべすべつやつや」
  • 「毛艶がよくて、陽の当たるところにいるとすごくツヤツヤして見える」
  • 「部位によって毛の長さが違う。短毛だと思って油断していると、たまに『ヒゲが抜けたのかな?』と思うくらい長い猫の毛が落ちていてびっくりする」
  • 「体がすぐに触れて、健康チェックがラク」

【獣医師解説】短毛種の猫を飼うときに、飼い主さんが知っておきたいことは

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

短毛種の猫を飼っている飼い主さんたちから、さまざまな「あるある」エピソードが寄せられました。

ここからは、「短毛種の猫を飼うときに飼い主さんが知っておきたいこと」について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

岡本先生:
「まず長毛種の猫の場合は、毛が長いために基本的に毎日のブラッシングが必要だったり、顔まわりやお尻まわりが汚れやすいために、飼い主さんによるお手入れが必要な場合があります。

しかし、短毛種の猫は毛が短いため、長毛種の猫と比べると『飼い主さんによるお手入れの頻度が少なく済む傾向にある』ということが、飼育面の違いとして挙げられます。

また、短毛種の猫を飼うことを検討する際に、飼い主さんは以下のような『短毛種の猫の特徴』を知っておくとよいでしょう。

・寒さに弱いコが多い
・活発なコが多い
・抜け毛が目立つ傾向にある
・毛が短いので皮膚の異常や体型の変化に気づきやすい

上記の特徴でも挙げたように、短毛種の猫は活発なコが多い傾向にあるので、『愛猫と遊ぶ時間をしっかりと作れる人』が飼うのに向いていると思います」

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『短毛種の猫に関するアンケートvol.01』
※アンケートコメントは飼い主さんが感じる愛猫に関するもので、個人の感想です。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文・構成/雨宮カイ

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