東奥日報社は23日、青森県東通村で、家族でキャンプやバーベキューをするための基礎知識などを学ぶイベント「野遊びフェス」を開いた。参加した県内在住の家族連れ約20人は、キャンプに使うテントの組み立て方などについて実演を交えた説明を受けた。参加者からは「分かりやすい説明で、今度挑戦してみたいと思った」との声が聞かれた。
特別協賛した東北電力の東通原子力発電所PR施設「トントゥビレッジ」を見学した一行は、東通原発立地地域事務所内の「あがさいホール」に移動。八戸市のアウトドアショップ「グリーンハウス」のスタッフが「同じ色のポールを目印に合わせて通します」などと説明しながら15分ほどでテントを設営する手順を目の前で確認した。
昼食はバーベキューで、東通牛のほか、ウニやアワビ、マスなど23日朝に水揚げされた新鮮な海産物が並び、参加者は東通村の食材を堪能した。弘前市の三上音君(6)は「肉がとても軟らかくておいしかった。キャンプをして虫取りや夜の星空を眺めてみたい」と笑顔を見せた。
一行はこのほか、寒立馬(かんだちめ)の見学や野牛川レストハウスでの買い物を楽しんだ。