オランダ代表、EURO2024で着用する新ユニフォームを発表!アウェイは「ドレス色」のアート風デザイン

オランダサッカー協会(KNVB)とキットサプライヤーのNikeは18日、欧州選手権(EURO2024)に向けたオランダ代表の新ユニフォームを発表した。今月開催の親善試合から使用を開始している。

Netherlands 2024 Nike Home

オランダ代表 2024 Nike ホーム ユニフォーム

2024新ホームユニフォームは、オランダ鉄板カラーのオレンジを基調にネイビーブルーを組み合せたデザイン。

オランダでは2020モデル、2022モデルと2つ続けてホームユニフォームにエンブレムのライオンをデザインしてきたが、Newモデルは前面グラフィックなしのシンプルデザインとなった。

キットカラーのオレンジはオランダ王室に由来するナショナルカラーだが、サッカー界ではオランダ代表の代名詞。今回のユニフォームは、装飾を省いたシンプルな伝統のオレンジで直球勝負という印象だ。

選手が着用するオーセンティックモデルに関していえば、細かな模様を施さなくとも、独特のエンジニアードニット構造が十分に“模様の代わり”を果たしている。

なお、今回のオレンジは過去のオランダのユニフォームに触発されたものでもあり、同時に国の文化の活気と創造性を讃えたものだという。

パンツとソックスもオレンジを採用し、全身同色のスタイルに。

この新ホームユニフォームは、22日にアムステルダム・アレナで行われたスコットランドとのホームゲームでデビュー。試合は4-0でオランダが勝利し、新ユニフォームで幸先の良いスタートを切った。

Netherlands 2024 Nike Away

オランダ代表 2024 Nike アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームは、2022モデルから引き続きダークブルー基調としたデザインに。その中にオレンジを組み込み、濃淡ブルーと幾何学模様を形成する。

ブルーは国旗色でもあり、同時に女王や女性王族が身にまとっていたドレスなどの色でもある。オレンジとともにオランダ王室にゆかりのある色だ。

この濃淡ブルーのデザインは「ミニマリズム」というテーマも含まれている。

最近ではこの名のライフスタイルも存在するが、元々はアート界で使われていた言葉で、必要最小限の表現方法。今回のデザインとの関連性は不明だが、オランダには「 デ・ステイル」と呼ばれるミニマリズム的な幾何学模様のアート表現方法がある。

オレンジ色の部分はよく見ると、エンブレムのライオンをミニマリズムで表現しているようにも見える。

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欧州選手権は2大会連続11回目の出場となるオランダ。ドイツを舞台に行われるEURO2024ではグループDに所属し、オーストリア、フランス、そして3月26日に決定するプレーオフ勝者(ウェールズまたはポーランド)と対戦する。

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