「週末があるのがビックリ」 川村昌弘が今季初ボギー無し

川村昌弘がノーボギーラウンド(撮影/谷口愛純)

◇欧州ツアー◇ポルシェ シンガポールクラシック 3日目(23日)◇ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートC(シンガポール)◇7420yd(パー72)

川村昌弘が通算1アンダーで第2ラウンドを終えたとき、決勝ラウンド進出は無いと思っていた。

「3アンダーがカットラインだと思っていたら、風とかグリーンで意外とみんな苦戦しているんでしょうね」と思った以上に全体のスコアが伸びず、全組が終わってみれば62位はギリギリで予選通過。予想外に迎えた3日目は、予選ラウンドのモヤモヤを払しょくするようなプレーができた。

インスタートの前半13番(パー5)から4連続バーディ。「ショットの縦距離が良くて、バーディパットはそんなに長いものを打っていない」と4つはすべて5m以内で、前日に池に入れてトリプルボギーを叩いた16番もチャンスにつけてものにした。

18番(パー5)での5個目のバーディを最後に残りはパーを重ねたが、ボギーなしの5バーディ「67」をマーク。「後半伸ばせたらもっと良かったけど、ボギーが無かったことは評価できる」と、ボギーフリーのラウンドは今年に入って初めてだった。

一番暑い日にナイスプレー(撮影/谷口愛純)

予選2日間ともそれぞれ5バーディを奪ったが、初日は4ボギー、2日目は1トリプルボギー2ボギーで伸ばしきれず。「ちょっとアンラッキーだったり、もう一つ流れに乗れなかったりというのがあったけど、初日も2日目も、このくらいのスコアで回れそうな内容ではあった」とこの日はうまくかみ合った。

通算6アンダー26位に浮上。「あしたはさらにいいスコアを出して、上に行けるよう頑張りたい」と、1月「ヒーロードバイデザートクラシック」(7位)以来のトップ10が見えてきた。(シンガポール・ラグーナゴルフグリーン/谷口愛純)

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