「桜の名所」奈良・吉野山へ、近鉄が期間限定で臨時列車を運行

桜の名所で知られる奈良・吉野山への利便性向上のため、「近畿日本鉄道」(本社:大阪市天王寺区)は3月23日から期間限定で臨時列車(南大阪線、吉野線)の運行をスタートした。

春の吉野山

2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつとして世界遺産に登録された吉野山。春になると約3万本の桜(シロヤマザクラ)が山々を薄桃色に染め上げ、『2024年「桜の名所」東・西人気ランキング』(クラブツーリズム調査)では西日本1位に選ばれるなど、桜の絶景スポットとして多くの観光客が訪れる。

「近畿日本鉄道」は、吉野山へ続く南大阪線・吉野線において、各日平日ダイヤで特急8往復(3月27日は6往復)、快速急行2往復、土休日ダイヤで特急4往復、快速急行7往復(3月23日、24日は運転なし、4月13日、14日は3往復)増便。特急、快速急行の臨時列車を運転し、混雑緩和と利便性向上を図る。期間は3月23日~4月14日まで(時刻の詳細は公式サイトにて)。

また、「吉野山観光協会」は、2024年の桜開花は下千本が3月30日(満開は4月5日)、中千本は4月1日(同4月7日)、上千本は4月3日(同4月9日)、奥千本は4月8日(同4月14日)、津風呂湖は3月29日(同4月4日)と予想している。

© 株式会社京阪神エルマガジン社