コミカル演技で大人気…キレッキレ鹿実新体操部員が街を飛び、跳ね、回る…鹿児島市PR動画「維新dancin′」が国際観光映像祭で優秀賞

優秀賞に選ばれた鹿児島市の観光PR動画(ユーチューブから)

 鹿児島市の観光PR動画で、鹿児島実業高校の男子新体操部が西郷隆盛に扮(ふん)して市内の名所を飛び回るシリーズ「維新dancin’鹿児島市」の第3弾が、第6回日本国際観光映像祭の国内部門で優秀賞に選ばれた。市観光プロモーション課の川畑亮課長は「発信力の高い映像を活用し、さらなる誘客を図りたい」と話している。

 同課によると、映像祭は和歌山大学観光学部の木川剛志教授が創設し、市は昨年4月に同学部と連携協定結んだ縁で応募した。観光地や都市のPRに焦点を当てた「Tourism Destinations Cities」部門に出品。「新たな鹿児島市を知ることができ、応援したくなる映像」といった評価を受け、応募があった38点中2位となった。

 動画は、宇宙から故郷を見守っていた西郷が市をPRしようと応援に駆けつけるところから始まる。市民約200人も参加し、天文館図書館や平川動物公園の新コアラ館など近年誕生した観光地を巡りながら、切れのいい演技とコミカルな演出で食など多彩な魅力を紹介する。

 2022年12月27日に放映を始め、24年3月19日時点の再生回数は28万回。

〈関連〉鹿児島実業高の男子新体操部が出演して優秀賞に選ばれた「維新dancin’鹿児島市リターンズ〜これがリアルKAGOSHIMA〜」(ユーチューブから)

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