4月に開校する栃木県の林業大学校の初めての施設内覧会が23日に行われました。
林業を学ぶ場所が研究機関の隣にできるという全国的にも注目の施設です。
内覧会にはおよそ70人が参加しました。開校する栃木県の林業大学校は林業、木材産業に携わる人の人材育成が目的です。
本館に入るとまず目につくのが直径60センチ、粟野産で樹齢120年のスギの大柱。
栃木は地理的、気候的に優れた木材の生産に適しているということで、建設された4棟にはすべて栃木県産材を使い「栃木の林業」をアピールしています。
栃木県林業大学校は、1963年開設の県林業センターのすぐ隣に建物が作られました。
これだけの規模で研究機関と研修施設が一緒というのは全国的にも珍しいポイントで、今回、ほかの県から入学する人や関係者からは「林業を学ぶなら栃木だ」という声も聞くといいます。
初めての学生として18歳から40歳代までの21人が4月8日の入学式に臨みます。