青森県五所川原市出身の大相撲・東前頭17枚目の尊富士(24)=本名・石岡弥輝也(みきや)、伊勢ケ浜部屋=は、大阪市で開かれている春場所14日目の23日、朝乃山に寄り切られて12勝2敗となり、王手をかけていた110年ぶりの新入幕優勝は千秋楽に持ち越しとなった。
尊富士は取組で右足を負傷。自力では歩行できず、救急車で病院に搬送された。千秋楽の出場が心配される。
14日目は前頭5枚目大の里が小結阿炎を下し、トップの尊富士と1差の3敗を守り優勝の可能性を残す一方、大関豊昇龍は新大関琴ノ若に敗れて4敗目を喫し脱落した。
優勝が平幕2人に絞られた千秋楽は、尊富士が出場して勝つか、負けても大の里が敗れれば、尊富士の優勝が決まる。ともに3敗の場合、優勝決定戦に持ち込まれる。