ラーメン風や二子さといも 新作ソーセージ3種 マルカンビルで販売会 花巻農高研究班

マルカンビルで開かれた花巻農業高校の新商品ソーセージの販売会

 花巻農業高校食農科学科ソーセージ研究班は23日、花巻市上町のマルカンビルで新作ソーセージの販売会を開いた。「マルカンラーメン風」「博多とんこつラーメン風」「北上」の3種類で、県産のキクラゲや「二子さといも」など地元食材をたっぷり使用。販売開始から多くの人が訪れ、生徒たちが日ごろの学習活動の成果をPRした。

 同班には1、2年生12人が所属し、ソーセージを通じた地産地消と食品ロス軽減を目指して活動している。県内の企業や農家の協力を得ながら新商品の開発を進め、今月に完成させた。販売会には2年生6人が参加した。

 「マルカンラーメン風」にはマルカンラーメンで使用されている麻辣醤(マーラージャン)、「博多とんこつラーメン風」ではとんこつの王様花巻店(同市城内)のスープを利用している。ともに同市大畑の花巻バイオマスエナジー(高橋明朗代表取締役)で栽培しているキクラゲもふんだんに取り入れている。「北上」には二子さといもなどを入れ、風味豊かに仕上げた。
 
 3種類の商品は同日から同ビルなどで通常販売される。一袋4本入り。価格は「博多とんこつラーメン風」が税込み648円、「マルカンラーメン風」が同615円、北上が同486円。

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