中国外交部。（資料写真、北京＝新華社記者/李賀）
【新華社北京3月23日】中国外交部の報道官は23日、フィリピンによる仁愛礁への補給物資輸送について、記者の質問に答えた。質疑応答は次の通り。
記者:中国海警は23日、フィリピンによる仁愛礁への補給物資輸送を阻止した。これについてどう考えるか。
報道官:フィリピンは中国の断固たる反対を顧みず、頑として補給船1隻と沿岸警備船2隻を派遣し、中国南沙群島の仁愛礁付近の海域に無断で侵入して、不法に「座礁」させた軍艦に建築資材を運び、軍艦を修理・補強しようとした。中国海警は法に基づき海上で必要な権利保護措置を講じてフィリピン船を断固として阻止し、たくらみを打ち砕くことに成功した。
仁愛礁を含む南沙群島は中国固有の領土で、長い歴史の過程で形成、確立されたものであり、国際法に合致する。フィリピンは権利の侵害と挑発を直ちにやめ、南中国海の平和と安定の破壊を避けるべきである。フィリピンが独断専行を続けるなら、中国は必ず断固たる措置を取り続け、自らの領土主権と海洋権益を守る。これによって生じる一切の結果はフィリピンが負うことになる。
