【リーグワン】昨季ファイナルのカードはワイルドナイツに軍配!バックスで全8トライ スピアーズは終盤若手が奮闘するも…

昨季のリーグワンファイナルの好カードが再び実現した。3月22日に秩父宮ラグビー場で行われたDIVISION1第11節、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ対埼玉パナソニックワイルドナイツの一戦は、55-22という大差でワイルドナイツが制した。

試合は開始4分、スピアーズFB島田悠平が先制のペナルティゴールを決めて幕を開けた。しかしその後はワイルドナイツの圧倒的な攻勢に。第4節以来の出場となったWTB竹山晃暉がトライを決めるなど、前半だけで4トライを奪う。

後半に入ってもワイルドナイツの勢いは止まらず、さらに4トライを追加。後半34分には弟・京平がトライ→兄・拓也がゴールを決める”山沢兄弟7得点”も。

最終的に55得点を挙げる大勝となった。ワイルドナイツはバックスが全8トライ。個々のタレント、一瞬でトライを取りきる力はリーグの中で頭ひとつ抜けている。

スピアーズはボールを持つとSO岸岡智樹を中心にキックを多用し、まず陣地を取りにいく戦略をとった。しかし相手にボールを渡した後に上手くチャンスをつくれず、ファーストトライが生まれたのは後半24分になってからだった。途中交代で入った、HO江良颯、FLアシペリ・モアラら若手が続いてトライをとったのは次につながる。

スピアーズの立川主将は「ブレイクダウン周りのプレッシャーだったり、プレッシャーを受けている中でアタックができなかったのは改善点」と反省の弁。一方で後半の勢いをつくった若手フロントローの頑張りを評価した。

ワイルドナイツはこれで開幕から無傷の11連勝。一方スピアーズは5勝6敗と負け越しに。

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