（2024年3月23日、エジプト・アレクサンドリア）
■増田奈千（オーストラリア＝環太平洋大OG／オリンピック出場枠獲得ならず）の話「まず、至学館大学の関係者にお礼を言いたいです。今日の会場であまり緊張しなかったのは、５週間しっかり練習できて、あれだけ頑張ったんだから、という気持ちが後押ししてくれたからでした。
国籍を変えたことで、もしかしたらオリンピックで（日本選手の）対戦相手になるかも知れないのに、いろんな方からメッセージをいただきました。木曜日に組み合わせが出てから緊張がすごかったのですが、メッセージを見てかなり落ち着きました。たくさんの人が応援してくれてるんだな－、と力になりました。
結果は負けてしまって期待に応えられませんでしたけど、それと同時に、やっぱりオリンピックは甘くないなと思い知らされましたね。だから価値があるんだと分かりました。日本の女子選手は簡単そうにメダルを取ってくるけど、どの選手も相当の努力をしています。もっとサポートしてください。
予選に向けて、本気出して頑張ろうって思ってから半年くらいでしたけど、その半年で体力向上を含め、30歳にしてはよく頑張ったなと、自分を褒めたいです。しっかり向き合ったと思います。結果は残せなかったけど、やっと本気になってレスリングに取り組んで、諦めがつきました。
今はまだ、少し悔しい気持ちがあるけど、これが限界かな、という感じです。応援、本当にありがとうございました」
