「厄介な選手」FC東京の荒木遼太郎が古巣・鹿島戦に向けて真っ先に挙げた名前は…

リーグ開幕から4戦4発と絶好調の荒木遼太郎。大岩剛監督が率いるU-23日本代表に選ばれるなど、ここにきて注目を集めている。しかし残念ながら、4月7日に国立競技場で行なわれる鹿島アントラーズとのホームゲーム(7節/17時キックオフ)に荒木は出られない。今季、鹿島から期限付き移籍の荒木は保有元との試合に出場できない契約を結んでいるためだ。

それでも、昨季まで鹿島で一緒にプレーした選手の特徴を熟知しており、それらを情報としてFC東京に与えられるという点で、荒木はキーマンと言えるかもしれない。

そんな荒木が古巣との対戦に向けて真っ先に「厄介な選手」として挙げたのが鈴木優磨だった。パワフルかつインテリジェンスなこのアタッカーは昨季のFC東京戦でも狡猾なプレーをしていて、確かに“厄介”だった。

さらに荒木は新助っ人FWのチャヴリッチを「強烈」と警戒しつつ、CB植田直通にも仕事をさせてはいけないと言った。

「(植田選手は)強いだけじゃなくて大事なところで点を取るイメージがある。単なるセンターバックじゃないという点で厄介ですね」

荒木不在の試合で白星を掴めば、それはそれでチームの自信につながる。鹿島との国立決戦は、その点で極めて重要なゲームと言えるかもしれない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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