でかい! 京都で12キロの桜島大根収穫 鹿児島出身男性が初挑戦「こんなに大きく育つとは」

10キロを超えるほど大きく育った桜島大根(京丹波町富田)

 京都府京丹波町富田の畑で、10キロを超える巨大な桜島大根が採れた。栽培した若松繁さん(83)=同町=は、「初めて作ったが、こんなに大きく育つとは思わなかった」と驚いている。

 若松さんは桜島大根の本場・鹿児島県出身。仕事の都合で同町へ生活拠点を構え、野菜作りは4年ほど前から趣味で始めた。近年、温暖化の影響で気温が高くなったと感じており、「暖かい鹿児島の野菜が、同町でも育つのではないか」と思い立った。

 昨年8月に植えた桜島大根は半年ほどかけて重さ12キロ、幅40センチほどにまで成長、13日に収穫した。鹿児島市桜島農林事務所によると、漬物などの加工に向いた10キロほどのサイズが主流という。

 若松さんは「根の部分は柔らかく、甘いので煮物やサラダにして食べるとおいしい。次はもっときれいな形を目指して作りたい」と意気込んでいた。

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