北朝鮮の統一推進団体が解散 対韓国で「存在する必要ない」

 【北京共同】北朝鮮で韓国との統一運動を推進してきた団体「祖国統一民主主義戦線」の中央委員会は23日、平壌で会議を開き、団体の事実上の解散を決めた。金正恩朝鮮労働党総書記が1月に平和統一の放棄を表明したため「これ以上、存在する必要がない」と判断した。朝鮮中央通信が24日報じた。

 団体は北朝鮮の政党や社会団体で構成。1946年に前身団体が結成された長い歴史を持つ。主に韓国向けの談話を発表するなどの役割を担った。

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