世界的な酒類品評会で評価された作品を改良 瑞穂酒造が新製法の泡盛発売 甘い香りと熟成感

 瑞穂酒造(那覇市)は4月2日、新製法から生まれた泡盛「The MIZUHO(ザ・ミズホ)」を新発売する。カスタードプリンのような甘い香りが特徴で、新酒ながら長期熟成古酒のようなまろやかさと、新酒の爽やかさが感じられるという。

 黒糖酵母で短期発酵させた後、蒸留工程は通常1回で終わるが、今回は複数回蒸留し、その原酒をブレンドした。世界的な酒類品評会「IWSC2022」で100点満点中96点を獲得した作品に改良を重ねた。 

 ラベルには、彫刻家の能勢孝二郎氏のデザインを使い、泡盛の歴史と革新的なイメージを演出した。

 玉那覇美佐子社長は「毎年研究を重ね、泡盛の可能性を広げていきたい」と話した。アルコール度数は40度。500ミリリットルで5500円。瑞穂酒造やLIQUID(那覇市)で販売する。

「The MIZUHO」をPRする瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長(右)とLIQUIDの村上純司代表=21日、沖縄タイムス社

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