バイク 爆音上げ競走 茨城・笠間の工業団地 イベントで曲芸も

茨城中央工業団地で行われた「ドラッグレースフェスタ」=笠間市柏井

「笠間JD-STERドラッグレースフェスタ2024」と銘打つオートバイのイベントが、茨城県笠間市柏井の茨城中央工業団地(笠間地区)のエリア内に整備中の道路で開かれた。マシンが2台ずつ並び爆音を上げて競走するシーンや、スタントライダーによる曲芸走行が繰り広げられ、大勢の見物客を魅了した。

ドラッグレースの振興を図る一般財団法人「JD-STER」(中村圭志代表理事)は、JARI(日本自動車研究所)の城里町内のテストコースで年間シリーズ戦を開催している。フェスタは、今季の初戦が5月5日にあるのを前に、機運を盛り上げようと、笠間市を拠点にするNPO法人KRC(長谷川健次代表)が企画、主催した。

開会式には、地元の山口伸樹市長や同市区選出の常井洋治、村上典男両県議、同工業団地を所管する県立地推進部と県開発公社の幹部も招待を受け、訪れた。

会場には、排気量50~1600㏄までの「モンスターマシン」と呼ばれるレース用改造車30台が集結。120メートルの直線コースでレースを模した激走が行われたほか、スタントライダー3人によるウイリー走行などを見せるショーも行われた。入場無料とあって、沿道には二輪愛好者や子どもを連れた家族などが長い列を作って並び、迫力ある走行や曲芸走行を見守った。

フェスタでは、このほか笠間稲荷ばやしの演奏・踊りや、子どもたちのダンス、日本ウェルネス高吹奏楽部の演奏も展開。キッチンカーも並んだ。

二輪仲間たちと訪れていた鉾田市の男性(45)は、「YouTubeで見たことのあるマシンも来ているようだ。これだけのものが無料で見られる機会はなかなかない」と興奮気味に話した。

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