松島輝空、16歳が殊勲のプレーオフMVP 指揮官も「近年では1番伸びた」と称賛、明かした成長ポイント【Tリーグ】

特ウニ「ノジマTリーグ 2023-2024シーズン」は23日、男子のプレーオフファイナルが行われ、レギュラーシーズン1位の木下マイスター東京は同3位の岡山リベッツと対戦。3-1で勝利し、ファイナル優勝を達成した。

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■16歳が圧巻勝利で流れ作る

3番手のシングルスに抜擢された松島輝空。ヤンアンとの戦いで切れの良い動きを披露し、鋭いバックハンドに豪快なフォアも織り交ぜ、3-0で勝利を収め優勝に貢献。プレーオフのMVPに輝く活躍を見せた。

松島は今季、「近年では1番伸びた選手」と倉嶋洋介監督が評したように国内外で活躍が光り、その潜在能力を開花させた。

松島は、「国際大会では多くの人が来たり、少し緊張はあるんですけど、大きい舞台でトップ10の選手との対戦が増えてきたから自信につながっている」と、WTTシリーズや世界卓球といった舞台での経験値が活きていると明かす。

そんな松島を重要な舞台で起用した倉嶋監督も、「今まではプレーオフファイナルは出れないくらいだった。今年は出てきっちり白星を挙げた。実力的には上がってきている」とその活躍ぶりを称賛。

成長ポイントについて挙げたのがフォアハンドの向上。「今日もフォアの決定力がついてきたり、(得意の)バックとサーブだけに頼らず、少し幅を広げてそれができるようになってきた」と日々の練習が結果につながってきたと言及。

また、体格面も「プロの選手とやっても力負けしなかったりとか、自分がパワーを発揮する場面が増えてきたのが大きな要因」と飛躍のシーズンに欠かせない要素であったと説明した。

KM東京が2年ぶり4度目の優勝を飾ったなか、16歳の大器が大舞台で確かな足跡を残した。

松島輝空 撮影:SPREAD編集部

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(Y.Imoto/SPREAD編集部)

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